クラトムパウダーの効果と注意点
クラトム(学名:Mitragyna speciosa)は、東南アジア原産の高さ約15メートルの大樹です。樹の葉を乾燥・粉砕して得られるクラトムパウダーには、ミトラギニンというアルカロイドが含まれ、脳の気分や不安を司る部位に作用します。
近年、気分改善やエネルギー増強の効果が注目され、ジュースや料理に混ぜて摂取されることが増えています。
効果
- 少量で摂取すると覚醒作用が現れ、注意力とエネルギーが高まります。また、幸福感が増し、会話が弾みやすくなります。
- 大容量では鎮静・鎮痛作用が強くなり、リラックスした夢見るような状態になることがあります。場合によっては眼球の不随意運動が見られることもあります。
利点
- オピオイド離脱症状の緩和や代替として利用されることがあります。
- 下痢止めとしての効果があり、マレーシアでは長時間の肉体労働を支えるために労働者が摂取していました。
- 慢性的な痛みの緩和、体重管理、性的パフォーマンスの向上といった報告もあります。
欠点・副作用
- 過剰摂取により頭痛、吐き気、嘔吐が起こることがあります。
- クラトムの影響下での運転や重機の操作は危険です。また、他の薬剤や刺激物との併用は慎重に行う必要があります。
- 妊娠中の女性は一切使用すべきではありません。
注意喚起
- クラトムはエスノボタニカル製品として販売され、人間の摂取を目的としたものではなく、香料や研究用として扱われています。
- タイ、ミャンマー、ベトナム、オーストラリア、フィンランド、デンマーク、ポーランドでは違法です。
- 米国食品医薬品局(FDA)はまだ全面的に禁止していませんが、調査対象薬物リストに掲載されており、輸入が拒否されるケースがあります。
