クリーバー(ヤマゴボウ)の活用法
クリーバー(ヤマゴボウ、別名グースグラスやガリウム)は、ユーラシア原産の這うように広がる雑草で、牧草地や公園など世界中に自生しています。春から初夏にかけて花が咲く時期に収穫し、炎症、感染症、皮膚疾患、腎臓の問題などの治療に利用されます。採取時は道路側から離れ、農薬や化学薬品が使用されていない場所の植物を選んでください。
皮膚疾患
西洋では長年、皮膚疾患(乾癬や湿疹)の治療にハーブとして使用されてきました。Kerry Bones氏は、クリーバーが腎臓を通じて血液を浄化し、軽い下剤作用があると述べています。内部摂取すると、皮膚の発疹や炎症を引き起こす毒素をデトックスします。
リンパ排泄
リンパ系は体内の液体や白血球を循環させる血管と腺のネットワークです。クリーバーは扁桃腺やアデノイドなど主要リンパ腺の腫れを抑え、感染時の腫脹を軽減します。Gillain Painter氏は、クリーバーに含まれるイリドイド配糖体が利尿・リンパ促進作用を持つと指摘しています。炎症や腫れの緩和、感染予防に有効です。
乳腺炎(マスティティス)
乳腺炎は授乳期や妊娠中に起こりやすい乳房の痛みを伴う炎症・感染です。外用(湿布、クリーム、軟膏)にすると収斂性と防腐性があり、症状を和らげます。2007年の『Journal of Ethnobiology and Ethnomedicine』に掲載された研究では、クリーバーが動物の乳腺炎治療に有効であることが示されています。
前立腺の問題
前立腺の良性肥大や前立腺炎などの不快感に対し、クリーバーは直接炎症を抑え、感染から保護します。尿の流れが増えることで、クリーバーの有効成分が膀胱を通じて排出され、症状緩和と健康な排尿を促します。ハーブティーやチンキとして毎日摂取すると効果的です。
抗酸化作用
クリーバーは凝縮タンニン、クエン酸、ヘスペリジン、ルテオリンなど多様な抗酸化物質を含み、体内の活性酸素を除去します。抗酸化物質の摂取はがん予防、老化抑制、心血管疾患のリスク低減に寄与します。新鮮な葉で抽出したインフュージョンを毎日飲むと、最大の抗酸化効果が得られます。
