ターメリック(ウコン)スパイスの活用法と健康効果
料理にターメリックを使う
苦味と強い香り、粉っぽい食感が特徴のターメリックは、乾燥させた細かい粉末として販売されています。スパイス、着色料、保存料として幅広く利用され、カレーやソース、マスタード、ベーカリー製品、乳製品に加えられます。甘味料理でも、ケーキやアイスクリーム、ヨーグルト、アイシング、インドの伝統菓子「パトレオ」などに少量使用されます。
研究動向
研究者はターメリック中の成分「クルクミン」に注目しています。2006年時点で米国国立衛生研究所はがん、嚢胞性線維症、アルツハイマー病、関節炎などの予防・治療効果を調べる少なくとも8件の研究を支援していました。多くの医薬品と異なり、ターメリックは副作用がほとんど報告されていない点が魅力です。
抗炎症効果
科学者はクルクミンが体内の異常な炎症反応を抑制する可能性を示唆しています。メイヨークリニックのTimothy Moynihan医師は、炎症とがんの関係からクルクミンががん抑制に寄与する可能性があると述べていますが、現時点ではがん治療としての使用はエビデンスが不足しています。サプリメントの使用は必ず医師と相談してください。
抗菌・消毒効果
ターメリックは傷口に直接撒くと治癒を促進すると言われています。2009年の論文「Turmeric: A Herbal And Traditional Medicine」では、スタフィロコッカス・オリス(黄色ブドウ球菌)感染に対して有効であることが報告されています。東南アジアのいくつかの消毒製品や、ジョンソン・エンド・ジョンソンの絆創膏にもターメリックが配合されています。
抗酸化作用
抗酸化物質は細胞損傷を防ぎ、疾患予防に寄与します。ビタミンC・Eやカロテンに加え、ターメリック粉末も有効な抗酸化源であると、メイヨークリニックのDonald Hensrud医師が報告しています。2004年の研究でも、調理や抽出過程を経てもターメリックの抗酸化活性が保持されることが確認されています。
