ニームエキスの利用法と効果
作物保護
ニームオイルは昆虫、害虫、菌類、ウイルスから作物を守ります。600種以上の害虫に効果があり、人や鳥、家畜、ミツバチにも安全です。薬剤情報サイトによると、ニーム種子エキスはシラミにも有効とされています。
抗真菌作用
ニームエキスは水虫、白癬、カンジダ症などの真菌感染に有効です。また、乾癬や湿疹といった皮膚疾患の治療にも利用されます。薬剤情報サイトでは、ニームとウコンのペーストやニーム抽出物(プロピレングリコール溶液)が疥癬治療に効果的と報告されています。
抗炎症作用
ニームに含まれるニンビジンは抗炎症・抗関節炎作用があります。種子や樹皮の抽出物は潰瘍治療に有効で、30日間の摂取で十二指腸潰瘍が改善する臨床試験結果があります。また、関節の炎症緩和や関節痛の軽減にも用いられます。
抗酸化作用
ニームは免疫力を高め、結腸・胃・肝臓・前立腺・皮膚・乳がんなどのがん細胞に対抗します。体内の抗酸化レベルを上げ、活性酸素を除去することでがんや肝障害、心血管疾患のリスクを低減します。
また、リンパ球や細胞性免疫を活性化し、風邪やウイルス感染の予防に寄与します。ニーム葉エキスはマラリア原虫の増殖抑制に効果がありますが、既に感染した場合の治療効果は確認されていません。
歯科
インドの農村部では、ニーム枝を噛んで歯を磨きます。抗菌作用によりプラークや歯肉炎を抑え、虫歯や歯周病、出血、歯茎の炎症や感染を予防するとされています。
ストレス緩和
低用量のニームエキスは鎮静作用により不安やストレスを軽減します。ただし、体重1kgあたり400〜800mg以上の高用量では鎮静効果が失われます。
心臓病予防
ニーム葉エキスは血液凝固や高血圧を抑制し、心臓病リスクを低減します。また、不整脈や頻脈の調整にも寄与します。
注意事項
ニームの種子は大量摂取すると毒性があります。小児への安全性は確認されておらず、子供への使用は推奨されません。乳児にニームオイルを与えたケースで重篤な中毒が報告されています。
