オオバコの薬効と活用法
オオバコ(Plantago lanceolata)はヨーロッパ原産の多年草で、ほぼすべての気候・土壌に適応し、種子で繁殖します。医薬品としては、蜂刺傷や気管支炎、腎結石など多様な症状に利用されます。
主な成分は、βカロテン(ビタミンA)、カルシウム、ビタミンK、ビタミンB1、リボフラビン、アスコルビン酸(ビタミンC)、タンニン、ソルビトール、アラントイン、アピゲニン、オーキュビン、リノール酸、オレアノール酸、バイカレインなどです。これらにより、抗菌・抗炎症・去痰・鎮咳・収れん・抗ウイルス・利尿・止血作用が期待できます。オーキュビンは強力な抗毒素、アラントインは創傷治癒・皮膚軟化・細胞再生促進に寄与します。
外用法
- オオバコの葉は湿布や湿布剤として利用でき、刺傷、蜂刺傷、湿疹、やけど、痔核などの皮膚炎症の痛みを和らげます。
- 葉を砕いて患部に貼ると、毒素を吸い取り血流を抑制し、創傷の閉鎖を促します。新鮮な葉を1日3〜4回直接貼付すれば、痛みが軽減します。
- 葉を沸騰させた水で洗浄した布を患部に当てると、創傷・潰瘍・切り傷・腫脹の治癒を助けます。
- 根はとげや炎症、刺し傷、さらには毒を吸い取るとされます。
- 軟膏の作り方:刻んだオオバコ1ポンドとラード1カップを低温で煮込み、緑色のペーストになるまで加熱し、こして冷ます。皮膚疾患や夜用のシワ対策クリームとして使用できます。
- オイルの作り方:砕いた葉と植物油を容器に入れ、2週間日光に当てて抽出し、葉を除去して使用します。保湿・軟化・治癒効果があります。
内服法
- 若葉はサラダに生で入れたり、ハーブとして加熱調理したりして食べられます。
- 種子は約30%がムチンで、腸内で膨張し便通を促すバルク下剤として便秘に有効です。また、粘膜の刺激を和らげ寄生虫駆除にも役立ちます。
- お茶の作り方:新鮮な葉を大さじ2程度(約2杯分)用意し、2カップの水で軽く沸騰させ、火を止めて数分蒸らし、こすだけです。咳や呼吸器粘膜の刺激緩和、喘息・肺気腫・気管支炎の症状緩和に有効です。
- デトックス効果があり、高血圧、膀胱疾患、リウマチ、発熱、血糖コントロール、下痢、胃炎、赤痢、胃潰瘍、出血、過敏性腸症候群、膀胱炎、副鼻腔炎、花粉症などに用いられます。
- タバコ依存の自然な抑制効果が期待されます。プライリーランドハーブズによれば、フレッシュオオバコを小さじ½〜1¼程度(約0.5〜1.25 g)ジュースにし、1日3回に分けて摂取すれば、風邪やインフルエンザの症状緩和が期待できます。
副作用の少なさ
- 一般的に安全で、子どもにも使用可能とされていますが、花粉アレルギーのある人は注意が必要です。
- 過剰摂取すると、ガス、下痢、胃部不快感、心拍数増加、血圧低下などの症状が出ることがあります。
