クアレ(クアラレ)の効果と利用法

南米の熱帯雨林に自生するクアレは、アマゾンの部族が狩猟用の毒矢や投げ矢に使用する有毒植物です。太さが最大約10センチになる大型のつるで、雨林の床に広がる心形の葉は長さ4〜8インチ(約10〜20センチ)で、表面は滑らかな緑、裏面は白く毛が生えています。

毒性効果

部族はクアレの根や茎を砕き、他の毒性動植物の毒と混ぜて加熱し、淡い茶色のシロップ「アンピ」にします。このシロップに矢や投げ矢の先端を浸して使用します。血流に入ると筋肉が麻痺し、致死量では呼吸麻痺を起こし、肺機能が停止します。摂取しただけでは血液に入らないため、食べても害はありません。また、クアレで毒殺された動物の肉を食べても安全です。

利尿作用

ブラジルの一部では、クアレの根を利尿薬として利用し、体内の有害物質を排出します。胃では毒が血流に変換されないため、摂取は安全です。尿量増加、熱の軽減、月経促進、腎機能改善、精巣の炎症緩和などの効果が報告されています。少量で体内の毒素を洗い流す利尿作用があります。

筋弛緩作用

濃縮したクアレを経口摂取すると強力な筋弛緩作用があります。また、少量を外用すれば打撲の治療に利用できます。クアレに含まれるアルカロイド d-チュボクラリンは、脳から体への痛み信号を遮断します。1940年代には麻酔薬として手術に使用され、現在でも多くの処方薬の原料となっています。

ハーブ療法 - 関連記事