PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性が妊娠しやすくなるハーブ

米国疾病管理予防センターによると、米国の女性の10人に1人が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されています。PCOSはホルモンバランスの乱れ、排卵遅延または欠如、不妊を特徴とする内分泌疾患です。治療法は排卵誘発薬や卵巣穿孔など多岐にわたり、侵襲的で高額になることもあります。ここでは、ハーブや天然サプリメントを用いた自然妊娠支援法をご紹介します。

エストロゲンの役割と大豆イソフラボン

エストロゲンは月経周期の前半を支配し、子宮内膜の適切な厚さの形成と排卵を調整します。PCOSの女性はエストロゲンのバランスが崩れやすく、内膜が十分に育たず排卵が阻害されることがあります。

大豆イソフラボンは植物性エストロゲンとして、エストロゲン受容体に働きかけ排卵を促進します。一般的な摂取時期は生理開始後3〜7日目、または5〜9日目で、1回80〜150 mgを目安にします。使用中は医師に血中エストラジオール濃度を測定してもらい、排卵可能かどうかの指標として活用しましょう。

プロゲステロンの重要性とバイオアイデンティカルプロゲステロン

排卵後の黄体期(ルテアルフェーズ)では、破裂した卵胞が黄体に変わりプロゲステロンを産生します。このホルモンは受精卵の着床と妊娠維持に不可欠です。PCOSの女性は黄体期のプロゲステロンが低下しやすく、化学的流産や着床不全を引き起こすことがあります。

市販のバイオアイデンティカル(同一性)プロゲステロンは、野生ヤムや大豆から抽出したジオゲニンを原料に作られ、錠剤、クリーム、坐剤の形で入手可能です。排卵翌日から次回の月経開始前日まで使用します。クリームの場合、1/8〜1/4ティースプーンを首、肩、腹部、太ももなどに塗布します。使用中は医師の指導のもと血中プロゲステロン濃度をモニタリングし、低下が見られた場合は早期に対処してください。

ハーブや天然サプリメントは医薬品と同様に個人差があります。必ず専門医と相談し、適切な用量とタイミングを守りながら安全に活用しましょう。

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