中国産冬虫夏草の成分と効能

中国産の冬虫夏草(Cordyceps sinensis)は、免疫機能を高め、性機能障害の改善や腎臓・肺・肝臓の健康をサポートするとされる、非常に強力な薬草(実際は菌類)です。副作用はほとんど報告されていませんが、糖尿病患者は摂取を控えるよう勧められており、安全性に関する決定的な研究はまだ不足しています。

冬虫夏草とは

冬虫夏草は、ヒマラヤやチベット、中国の山岳地帯に生息する毛虫(学名:Hepialus armoricanus)の幼虫に寄生して成長する菌類です。野生のものは夏に幼虫が蛹化したときにしか採取できず、非常に希少です。近年は大豆培養で人工的に栽培されたものが流通していますが、野生種に比べて効力が劣るとされています。

主な成分

野生の冬虫夏草サプリメントには、菌体と幼虫の組織が含まれます。スローン・ケタリングがんセンターによれば、以下の成分が確認されています。

  • エルゴステロール(ビタミンDの一種)
  • アミノ酸類
  • ポリアミン
  • 脂肪酸
  • 糖類(炭水化物)
  • コルジセピン(抗ウイルス・抗腫瘍作用が期待されるヌクレオシド)

期待される効果

伝統的な中国医学では、冬虫夏草は肝臓、肺、腎臓の機能改善に用いられます。上海消化器病研究所の研究では、B型肝炎患者の細胞性免疫機能が向上することが示されました。また、台湾・国立成功大学医学部の実験では、マウスの腫瘍抑制効果が確認されています。

ただし、これらの臨床研究は主に中国国内で行われており、米国食品医薬品局(FDA)による承認はまだ得られていません。

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