ウコンのチューブと根茎の違い
人気の高まり
近年、ウコンの独自の治療効果に注目した研究が増え、人気が急上昇しています。ウコンを直接皮膚に塗布すると、創傷やかゆみ、湿疹の自然治癒を促し、灼熱感を和らげます。また、粉末をお茶やサプリ、チンキとして摂取すると、消化を助け、肝臓のうっ血、潰瘍、胆石などの胃腸系疾患に有効です。さらに、関節炎の痛み緩和や月経周期の調整にも役立ちます。
利用方法
苦味と胡椒のような風味、ジンジャーやオレンジを思わせる柔らかな香りが特徴のウコン粉は、カレーの主要スパイスとして広く使われます。ウコンは「黄姜」「クルクミン」「インドサフラン」などとも呼ばれ、食品や繊維の着色料としても利用されます。マスタードの鮮やかな黄色は、ウコンを多く加えることで得られます。根茎(リゾーム)は収穫後に乾燥させ、細かい粉末に加工します。新鮮なウコンの根茎は、ガンボやシチュー、スープ、キャセロールに加えると、にんじんに似たやさしい味わいと食感が楽しめます。
主な産地
ウコンは温暖で湿潤な環境を好み、完全に成熟し風味を引き出すには十分な水分が必要です。商業的に栽培されている主な国は、インド、インドネシア、ジャマイカ、台湾、ハイチ、スリランカ、ペルー、オーストラリア、フィリピンなどです。米国ではハワイがウコンの主要産地となっています。
植物の特徴
ウコンは粗い節状の皮を持つ鮮やかなオレンジ色の球根状リゾームで、温かく中性pHの土壌で比較的簡単に栽培できます。ショウガに近縁な多年草で、株高は約60~90センチメートルです。長くリリーのような葉と、淡いレモンイエローの小さな円錐形花序が特徴です。リゾームを分割して植えることで増殖します。リゾーム本体から側面に小さなチューブ(小球根)が生じ、これらはリゾームから切り離して収穫します。乾燥させて粉末にすればスパイスになりますが、小球根はリゾームよりも薬効成分が豊富で、風味もまろやかです。
驚きの薬効?
近年、ウコンはアルツハイマー病の予防・改善に有望な成分として注目されています。スロン=ケタリング記念がんセンターの報告によれば、カレー粉としてウコンを摂取した高齢アジア人は認知機能が向上したという疫学的データが示唆されています。
