ヒソップの効果と副作用
植物情報
ヒソップ(学名:Hyssopus officinalis)は、クルドコトゥ、ハスティピッピリ、ヒソポ、ヤナギハッカなどとも呼ばれ、地中海沿岸の温帯地域やアジアの一部に自生します。装飾植物としても利用され、ペパーミント、バジル、セージ、ラベンダー、タイム、キャットニップなどのハーブと同属です。紫青色の強い香りの花を咲かせ、葉や茎にはロスマリン酸、カフェ酸、ピナノン、β-ピネン、リモネン、配糖体など多数の化合物が含まれます。これらは揮発性油に集まり、聖書時代から浄化や薬用に用いられてきました。E Vitamins の情報によると、揮発油は抗菌・抗ウイルス作用が確認されています。
効能
ヒソップは呼吸器系の不調に幅広く利用されます。ヒソップティーは喉の痰を緩め、鼻づまりや咳、声がれを和らげ、病中の呼吸を楽にします。また、呼吸器感染症や気管支炎の治療にも用いられ、揮発油の抗ウイルス効果がウイルス由来の毒素除去に寄与します。さらに、軽度の鎮静作用があり、睡眠の質を向上させるとされています。ガスや腸の痙攣を緩和するためにハーブティーとして使用されることもあり、発汗作用により熱を下げる効果も期待できます。
副作用
ヒソップティーは通常副作用が少ないとされていますが、揮発油を濃縮した形で摂取するとリスクがあります。揮発油に含まれるピノカムフォンは、動物実験で痙攣を引き起こすことが確認されており、ヒトでも過剰摂取(成人で1日10滴以上、子供で数滴)により痙攣が報告されています。また、早期月経や流産を誘発する可能性が指摘されており、ヨウ素含有量が高いためヨウ素過敏症や甲状腺疾患を持つ人は注意が必要です。ヒソップやその他のハーブを使用する際は、必ず医師に相談してください。
