レッドラズベリーティーとは?

赤ラズベリー(学名: Rubus idaeus)は、米国原産の野生ラズベリーです。カナダなどでも栽培されています。レッドラズベリーティーは果実ではなく、乾燥させた葉から作ります。葉は黒茶に似た味わいですが、カフェインは含まれていません。

栄養価

ラズベリーの葉にはビタミンCやカルシウムが含まれ、鉄、マグネシウム、リン、カリウム、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE などのミネラルやビタミンも豊富です。フラボノイド、タンニン、エラジン酸(ポリフェノール系抗酸化物質)も含まれます。特に春先、開花前に採取した葉に最も抗酸化作用が強いとされています。

妊娠中・妊活への利用

ラズベリー葉のエキス(ティー)は、妊娠中や妊娠を希望する女性に広く用いられるトニックです。子宮の収縮を助け、便秘を改善し、子宮を引き締めます。また、足のけいれん、貧血、つわりの予防にも役立つとされています。ラズベリー葉は催産作用はなく、陣痛を起こす目的では使用されませんが、陣痛時の子宮・骨盤筋の効率を高めるサポートをします。

その他の利用法

歴史的には、喉の痛み、下痢、産後うつに対してラズベリー茶が用いられてきました。何世紀にもわたり、口内炎、ヘルペス、歯肉炎、貧血、足の痙攣、下痢、風邪ウイルス(鼻風邪)などの症状に効果があるとされました。また、茶を皮膚に塗布して収斂剤として使用したり、口腔内のうがいに用いることもあります。

一般的な摂取量

米国食品医薬品局(FDA)の評価はありませんが、一般的な目安は乾燥させた刻んだ葉2〜3小さじを5〜8オンス(約150〜240ml)の沸騰した水に入れ、10分間抽出することです。妊娠前は1日2カップ(約480ml)を目安に飲むことが多いです。妊娠初期・中期(第1・第2トリメスター)では飲用を控えるべきですが、妊娠35週目以降は医師の許可のもと、1日2カップ程度で子宮筋を引き締め、陣痛緩和に役立つとされています。

副作用と注意点

ラズベリー葉は乳児に悪影響を及ぼす可能性があります。授乳中の女性は使用しないでください。また、血糖値を急激に下げる可能性があるため、糖尿病患者は注意が必要です。子宮内膜症、子宮筋腫、乳がん、卵巣がん、子宮がんの既往がある女性は、エストロゲン作用の影響を考慮し摂取を避けるべきです。前立腺がん患者にも副作用が報告されています。さらに、葉に含まれるタンニンはビタミンや薬剤の吸収を妨げることがあります。

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