高血圧に効果的なスパイスとハーブ
食事やストレス、遺伝要因などが原因で、高血圧は米国で約5,000万人に影響しています。食生活や生活習慣の改善に加えて、特定のスパイスやハーブを取り入れることで、血圧の予防・緩和が期待できます。ただし、ハーブ療法を始める前には必ず医療専門家に相談してください。
セロリとセロリ種子
何世紀にもわたり、セロリとその種子は血圧を下げる家庭療法として利用されてきました。近年の研究でも、セロリに含まれる3-n-ブチルフタレイドが血管壁をリラックスさせ、血流を正常化することで高血圧を抑える効果が確認されています。シカゴ大学の研究者らは、ある患者が1日約110 gのセロリを1週間摂取した結果、血圧が正常値に戻ったと報告しています。フタレイドはストレスホルモンの産生を抑制し、カリウムとナトリウムの比率(1:3)により利尿作用も期待できます。ただし、過剰摂取は中毒リスクを伴うため、自己判断で大量に食べることは避け、必ず医師と相談してください。
ニンニク
ニンニクは古くから風邪予防や害虫除去、さらにはペスト対策に効くと伝えられてきました。主な有効成分は硫黄化合物(ジアリルスルフィド、アリシン)で、強力な抗酸化作用と自然抗菌作用があります。南オーストラリアのアデレード大学が行った2008年の研究では、プラセボ群と比較してニンニク摂取群の血圧が有意に低下したことが示されています。研究者は「1片のニンニクを毎日食事に取り入れるだけで血圧低下が期待できる」と指摘しています。過剰に摂取すると口臭や体臭、消化器系の不快感が出ることがありますので、適量を守りましょう。
ホーソーン(サンザシ)とベリー
サンザシは心血管系のトラブル全般に用いられてきたハーブです。血管を拡張させるアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用があり、結果として血圧が下がります。2002年の臨床試験では、1日500 mgのサンザシエキスを摂取した高血圧患者の血圧が有意に改善されたと報告されています。低用量で他の薬剤との相互作用も少ないとされ、安全性が高いと評価されていますが、子供や潰瘍・潰瘍性大腸炎のある方、心臓薬を服用中の方は必ず医師に相談してください。
