アゼライン酸の天然由来源

皮膚常在酵母が産生するアゼライン酸

アゼライン酸は、皮膚に常在するマラセチア属の酵母が生成する成分です。自然界では大麦、小麦、ライ麦などの穀物にも微量に含まれ、抗菌・抗炎症作用があるため、にきびや酒さ(ロザシア)の治療用クリームに利用されています。

主な天然供給源

小麦(Triticum aestivum)

小麦は世界で最も広く栽培されている穀物で、約1万年にわたり人類に利用されてきました。小麦に含まれるアゼライン酸はごく少量ですが、天然由来のスキンケア製品への需要が高まっているため、原料として注目されています。

大麦(Hordeum vulgare)

大麦は小麦よりも耐寒性が高く、肥沃度の低い土壌でも育ちます。古代から変わらない品種が多く、ビール原料や家畜飼料として利用されますが、アゼライン酸も微量含有しています。そのため、軟膏やクリームの自然素材として利用されることが増えています。

ライ麦(Secale cereale)

ライ麦は主に東欧で栽培され、寒冷地でも収穫できる頑丈な作物です。グルテンが少なく、グルテン不耐症の人でも食べられます。アゼライン酸は微量ですが、天然由来のスキンケア原料としての活用が進んでいます。

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