高麗人参(ジンセン)の根と植物

用途

高麗人参はお茶に広く使用され、チューインガムやゼリー、はちみつなどの食品の香料としても利用されます。健康食品店では粉末状の高麗人参が販売されており、水に溶かして飲むことができます。また、缶・瓶入りのエナジードリンクにも添加物として使われています。

歴史

高麗人参の利用は中国の漢方薬に遡り、5,000年以上の歴史があります。北米では1716年に初めて確認され、メイン州からアラバマ州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ミネソタ州の森林に自生していました。1970年代の過剰採取により、米国では野生高麗人参は絶滅危惧種に指定されました。

概要

ウリ科に属する高麗人参は、サン、赤い実、五指、命の根、神の根などとも呼ばれます。日陰の広葉樹林が原産で、身長は20〜70cmほどです。葉は深緑色の尖った形、花は緑白色、実は光沢のある赤色で、1個の実から2〜3粒の種子ができます。

栽培方法

高麗人参は日陰の庭や森林で自然に育てることができます。植え付けに適した時期は9月から翌年2月です。種子は10〜15cm間隔で、深さ約1.3cmに植え、上から約2.5cmの腐葉土をかぶせます。多年草ですが、数年は休眠することがあります。成熟し実を結ぶまでには3〜4年の生育が必要です。

収穫

成熟した植物の葉が枯れたら根が収穫時期です。根は方向性があるため慎重に掘り起こし、洗浄後に日陰で風通しの良い場所で乾かします。小さな根は数日で乾きますが、大きな根は数週間かかります。

種子の層化処理(ストラティフィケーション)

高麗人参の種子は植える前に層化処理が必要です。排水性の良い容器に砂約2.5cmを敷き、次に湿った種子層、再び砂2.5cmを重ねます。これを繰り返して容器を満たし、腐葉土で覆って地面に埋めます。9月初旬になると種子は植え付け可能な状態になります。

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