レスベラトロールは体重減少に効果がありますか?

レスベラトロールは赤ブドウの皮、ブラックベリー、クランベリー、ラズベリー、ブルーベリーなどに含まれるフィトアレキシンです。ピーナッツでも産生され、植物では抗菌・抗真菌作用を持ちます。近年の研究は、寿命延長や体重減少など、人間の健康を多面的に改善する可能性を示しています。

抗酸化作用

  • レスベラトロールは抗菌・抗真菌に加えて強力な抗酸化剤です。細胞の老化過程や環境中の毒素・不適切な栄養素が産生する活性酸素(フリーラジカル)を除去し、健康な細胞を保護します。

体重減少への影響

  • Paul F. Glenn Labs が実施した研究では、肥満マウスに高カロリー食と共にレスベラトロールを投与し、標準食のスリムマウスにも同様に投与しました。その結果、レスベラトロール投与群は平均で4か月長く生存し、肥満マウスでも痩せた対照群と同程度の寿命を示しました。

レスベラトロールの作用機序

  • SIRT1酵素は哺乳類の寿命延長や老化速度に関与しています。SIRT1 が低下すると、PGC‑1α が増加し、ミトコンドリアの生成が抑制されます。ミトコンドリアは筋肉量の維持に不可欠です。レスベラトロールは SIRT1 のレベルを上げ、PGC‑1α を抑制し、筋肉量増加を促します。筋肉が増えることでエネルギー消費が高まり、脂肪が効率的に燃焼され、体重減少につながります。

その他の健康効果

  • 同研究では、レスベラトロール投与マウスの血糖とインスリンが低下し、インスリン抵抗性や2型糖尿病のリスクが軽減されました。ヒトの研究でも、心臓や他臓器の老化防止、網膜症の予防、血栓形成の抑制が報告されています。また、アルツハイマー病の発症遅延や予防効果が期待されています。

レスベラトロールの摂取方法

  • 上記の食品からも摂取できますが、サプリメントが高用量を手軽に得る最善の手段です。市販のサプリは5 mg から入手可能で、推奨摂取量は1日あたり 50 ~ 100 mg とされています。研究で用いられたヒト相当量は約 50 mg/日です。

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