ブラックフット族の薬草
ブラックフット族はカナダと米国の五大湖地域に起源を持つ先住民族です。通称ブラックフット、またはブラックフィートと呼ばれます。ブラックフット族が利用する薬草の多くは、現在も森林や大草原、河川や小川の岸辺で見られます。
ヤロウ(Common Yarrow)
ヤロウはガスの除去や喉・筋肉の痛みを和らげる薬草として広く利用されています。また、血液の調整作用があり、他のハーブと組み合わせて血圧低下や血栓防止、体内の毒素除去に役立ちます。草原や広大な平野で日当たりの良い場所に自生し、夏に白またはピンクの小花を咲かせます。学名は Achillea millefolium です。
牧草サジタ(Pasture Sagewort)
牧草サジタは「ウィメンズセージ」や「アーティミシア・フリジダ」とも呼ばれ、灰緑色の葉に小さな銀色の毛が生えた乾燥した草原に生育します。傷口や鼻血の止血に使用され、葉を煎じたお茶は肝機能の改善や嘔吐止めに効果があります。
スイートグラス(Sweetgrass)
学名 Hierochloe odorata のスイートグラスは、ヘアコンディショナーや軟膏として、また乾燥した唇や肌、目の炎症を和らげる用途があります。お茶にすれば風邪や咳、急な痛みの緩和に役立ち、儀式ではタバコと共に煙として使用し、乾燥させたものは浄化のスモッジとしても利用されます。
スティッキーゼラニウム(Sticky Geranium)
スティッキーゼラニウム(Geranium viscosissimum)は湿った森林地帯に多く見られ、夏にラベンダーやピンクの五枚花弁の花を咲かせます。葉は深緑で5〜6本の枝があり、風邪や頭痛の緩和に用いられます。葉や花は湿布や蒸気圧迫、飲用ティーとして利用できます。
クロッピングジュニパー(Creeping Juniper)
学名 Juniperus horizontalis のクロッピングジュニパーは、腎臓や尿路感染症の改善に役立つ多用途薬草です。実は抗菌性があり、筋肉の緊張や背中の痛み、皮膚の刺激を和らげます。岩場に自生し、青いベリーと鱗状の常緑針葉を持ちます。
