サンパグイタ(ジャスミンサンバク)の花に含まれる化学成分は?

サンパグイタ(学名: Jasminum sambac)はフィリピンとインドネシアの国花で、甘く官能的な香りと多様な化学成分が特徴です。そのため、観賞用だけでなく、香料、食品、医療など幅広い分野で利用されています。

化学組成

  • 脂質、鉄、配糖体、タンニン、シュウ酸カルシウムなどが含まれます。
  • 2004年の中国の研究で、ドトリアコン酸、ドトリアコンアル、オレアノ酸、ダウコステロール、ヘスペリジンといった新規化合物が根から同定されました。

観賞・化粧品への利用

  • 高級フレグランスや化粧品にサンパグイタ油が配合されることが多く、香りのアクセントとして重宝されています。
  • 花はガーランドにし、寺院の祭壇やインドネシアの結婚式などの装飾にも用いられます。

食用への利用

  • サンパグイタ油は飲料、菓子、アイスクリームなどの風味付けに利用され、独特の芳香が加わります。

医療・健康への利用

  • 複雑な植物化学構造により、発熱、歯肉潰瘍、皮膚疾患などの治療に効果があるとされています。

研究事例

  • 2008年のエスノボタニカル・リーフレットによると、サンパグイタは黄色ブドウ球菌やサルモネラなど複数の病原菌に対する抗菌作用が確認されています。
  • 同年、オーストラリア・ニュージーランド産婦人科ジャーナルに掲載された研究では、授乳抑制に有効で、従来薬が入手困難または高価な場合の代替療法として期待されています。

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