コロイド銀の副作用と注意点

歴史

米国国立補完代替医療センター(NCCAM)によると、コロイド銀は液体中に微細な銀粒子が懸濁したもので、サプリメントとして販売されています。かつては医薬品として使用され、現在は主に外用薬(例:銀硫酸ジアジンはやけど治療に、硝酸銀は新生児の結膜炎予防や皮膚疾患治療に)に限られています。内服サプリとしての使用は近年の代替医療の一部です。

副作用

体内に銀が蓄積すると、皮膚や爪、歯茎、深部組織が青灰色から黒灰色に変色する「アルジア」が起こります。この変色は永久的で元に戻りません。その他、痙攣、腎障害、頭痛、倦怠感、皮膚刺激、胃腸障害なども報告されています。妊娠中の摂取は胎児異常のリスクがあるため禁忌です。

主張される効能

メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターによれば、過去に銀は淋病、風邪、てんかんなどの治療に用いられましたが、20世紀中頃には安全性の高い治療法に置き換えられました。近年は代替医療で経口銀が注目され、がん、糖尿病、結核、帯状疱疹、肺炎、ヘルペス、エイズの治癒効果があると主張されていますが、臨床データはありません。

相互作用

銀はテトラサイクリン系やキノロン系抗生物質の吸収を阻害し、ペニシラミンの効果も低下させます。したがって、他の薬剤やハーブサプリと同時に使用する際は注意が必要です。

使用時の注意点

サプリは従来の医療の代替として使用すべきではなく、症状がある場合は速やかに医師に相談してください。妊娠・授乳中や子どもへの使用は医師と相談し、服用中の薬剤・ハーブ・ビタミン・ミネラルをすべて医師に伝えることが重要です。

警告

サプリメントは医薬品とは異なり、販売前に安全性や有効性を証明する義務がありません。米食品医薬品局(FDA)は1999年に、コロイド銀を含む製品は「安全性が確認されておらず、効果も不明」として市場からの撤退を勧告しています。

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