パパーヴァー・ブラクトエータム(イランポピー)ハーブ情報

識別

パパーヴァー・ブラクトエータムは多年草で、大きな赤い花が特徴です。成熟した個体は高さ約1.2〜1.5メートル、花径は約18センチで、黒い中心部があります。葉はシダ状で長さは約45センチです。

生息地

イラン・ポピーとしても知られ、主にイランや西南アジアの野生地に分布します。米国や英国では「グレート・レッド・ポピー」や「グレート・スカーレット・ポピー」として販売されています。涼しく湿度の低い夏の地域でよく育ちます。

栽培方法

排水性の良い土壌と日当たりまたは半日陰の場所が適しています。種はポットで室内育成するか、直接野外に蒔くことができます。軽く土に押し付ける程度で覆わずに蒔き、土は乾燥させずに湿らせておきます。発芽は2〜4週間、移植は4〜6週間後が目安です。

利用法

園芸用としては、鮮やかな花と丈夫な茎が庭の境界や切り花として人気です。また、薬用としても研究が進められています。

薬効成分

根に含まれるテバインは、コデインという鎮痛薬の原料となります。テバインは植物由来ですが、コデインは米国など多くの国で処方箋が必要です。

メリット

ケシ(アヘンポピー)と異なり、オピウムアルカロイドはほとんど含まれません。テバインは依存性が低く、モルヒネの抽出も困難です。そのため、1970年代にリチャード・ニクソン大統領下の米国管理予算局は、アヘンポピーの代替として国内栽培を提案しました。

注意点

食用には有毒で、テバインは抽出加工が必要です。誤って摂取しないよう注意が必要です。

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