Ficus exasperata(ブラフマのバニヤン)の薬理学的利用

Ficus exasperata(ブラフマのバニヤン、サンドペーパーイチジク)は、アフリカ、アラビア半島、インド原産の落葉高木です。古くからこれらの地域、特にアフリカ諸国の伝統医療で利用されており、樹皮・葉・根など各部位にさまざまな薬効が期待されています。近年、血圧低下、糖尿病、関節炎などへの効果と、過剰摂取時の腎障害リスクについて複数の研究が行われました。

血圧調整

2007年にナイジェリア・ベニン大学が実施した研究では、F. exasperataの抽出物が血圧降下作用を示しました。投与開始直後は一時的に不整脈が観察されましたが、時間の経過とともに不整脈は収まり、血圧は有意に低下しました。

2型糖尿病

2010年、ナイジェリア・ラゴス大学がインスリン抵抗性の2型糖尿病患者を対象に行った試験では、F. exasperata抽出物が血糖応答を低下させることが確認されました。注射インスリンや従来の薬剤を使用せずに、血糖コントロールが改善されたと報告されています。

関節炎

同年、ガーナのクワメ・エンクルマ科学技術大学が炎症性関節疾患モデルで実施した実験では、F. exasperata抽出物が関節の炎症を顕著に抑制し、骨喪失も防止しました。これにより、伝統的に用いられてきた抗炎症作用が科学的に裏付けられました。

リスク

2007年にナイジェリア・マイケル・オカパラ農業大学が行った研究では、葉や茎のエタノール抽出物を高用量で投与した結果、腎臓の濾過機能が阻害され、重度の投与では腎障害や腎不全を引き起こす可能性が示されました。従って、使用量には十分な注意が必要です。

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