ブラックシードオイルの代替となるハーブ・スパイス9選

ニゲラ・サティバ(ブラックシード)の種子を圧搾して得られるブラックシードオイルは、古代から利用されてきたハーブ療法です。苦味と独特の香りを持ち、抗炎症、抗ヒスタミン、抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用があるとされています。チェコの研究者は『Journal of Medicinal Foods』でその抗菌・抗炎症効果を報告し、イランの研究は『American Journal of Otolaryngology』でアレルギー性鼻炎への有効性を示しました。さらに、主要成分のチモキノンはがん細胞抑制の可能性も示唆されています。

以下では、同様の効果が期待できる代表的なハーブやスパイスをご紹介します。

カモミール

ドイツカモミール(Matricaria recutita)は、自然抗ヒスタミン成分クエルセチンを含み、抗菌・抗酸化作用が知られています。多年草のイングリッシュカモミール(Chamaemelum nobile)も同様の効能があります。

エキナセア

エキナセア(Echinacea purpurea、Echinacea angustifolia)はクエルセチンを含み、抗ヒスタミン効果がカモミールに似ています。上気道感染症の緩和に用いられます。

フェンネル

フェンネル(Foeniculum vulgare)はクエルセチンを含み、去痰作用が期待されます。ただし、幼児やてんかん患者は使用を避けてください。

タイム

タイム(Thymus vulgaris)の主成分チモールは抗ヒスタミン・防腐作用があり、免疫力向上が報告されています。妊娠中は大量摂取を避けるべきです。

バジル

バジル(Ocimum basilicum)は(E)-β-カリオフィレン(BCP)を含み、CB2受容体を活性化して炎症を抑制します。抗菌・防腐効果も高いです。

レッドレイシ(赤霊芝)

レッドレイシ(Ganoderma lucidum)はランスタン系トリテルペノイドを含み、強力な抗菌作用があります。ガノデリック酸は抗ヒスタミン、抗ウイルス、抗がん効果が期待されます。

ジンジャー(生姜)

ジンジャー(Zingiber officinale)は消化不良に有効で、抗ウイルス、鎮痛、抗炎症作用が確認されています。

イチョウ葉(銀杏)

イチョウ(Ginkgo biloba)はフラボノイドとテルペノイドが豊富で、抗酸化作用が強いです。

ニンニク

ニンニク(Allium sativum)はアリシンを含み、強力な抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用があります。第一次・第二次世界大戦時に壊疽予防や赤痢治療に用いられました。

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