咳に効く漢方薬とハーブの活用法

咳は、気道を刺激する物質を体外へ排出しようとする防御反応です。気道の感受性細胞が刺激されると、一連の反応が起こり咳が誘発されます。咳は主に急性と慢性に分類され、急性咳は感染性と非感染性に分かれます。慢性咳は肺との関係や影響で診断されます。

ツルツルソウ(Coltsfoot)

ツルツルソウ(学名 Tussilago farfara)は多年草で、黄色い花がタンポポに似ています。ヨーロッパ・アジア原産で、北米にも導入されています。去痰作用があり、咳止めハーブとして最も広く用いられます。刺激性咳、気管支炎、喘息の症状緩和に有効です。シロップにして1回5mlを1日2~3回服用します。ただし長期使用は避けてください。

甘草とマシュマロ(Licorice & Marshmallow)

甘草(Glycyrrhiza glabra)は根から抽出した甘味成分、マシュマロ(Althaea officinalis)はアフリカ原産の薬草です。両者を合わせたエリキシルは、コードイン含有の処方薬と異なり副作用が少なく咳を和らげます。ただし高血圧の方は使用を控えてください。服用目安は5mlを1日3回です。

タイム(Thyme)

タイム(Thymus vulgaris)は地中海原産の多年草で、抗菌・防腐作用があります。呼吸器感染症のシロップや喉の炎症を和らげるうがい薬として利用されます。1回5mlを2~3時間ごとに服用します。

エキナセア(Echinacea)

エキナセア(Echinacea angustifolia)は紫錐花とも呼ばれ、根茎に抗菌、去痰、抗炎症作用があります。咳、気管支炎、扁桃炎、風邪やインフルエンザの症状緩和に有効です。予防目的でも使用され、標準化抽出物300mgを1日1回、7~10日間を目安に摂取します。

モリンガ(Mullein)

モリンガ(Verbascum thapsus)はヨーロッパ・北米原産の二年草で、黄色い花が特徴です。緩和・去痰作用により、気管や気管支の炎症、乾性咳に効果があります。1回のドロッパー1杯を温水に混ぜ、3~4時間ごとに飲みます。

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