イブニングプリムローズオイルでのADHD治療
ADHDとは
米国国立精神衛生研究所によれば、ADHDは子どもに最も多く見られる障害の一つで、成人まで続くことがあります。主な症状は不注意、多動性、衝動性のいずれか、または複数が高いレベルで現れます。治療にはリタリンなどの薬が用いられますが、費用が高く副作用も懸念されています。
イブニングプリムローズとは
イブニングプリムローズの種子油は、脳の発達に不可欠とされる必須脂肪酸を豊富に含む自然由来の食品です。Alexandra Richardson(2001年11月号『Nutrition Practitioner』)によると、脂肪酸は脳の乾燥重量の15〜20%を占め、正常な脳機能にとって必須であり、食事からしか摂取できません。
ADHDと必須脂肪酸の関係
2007年にオーストラリア・アデレードのCSIRO Human Nutritionで実施された研究では、脂肪酸サプリメントを摂取したADHD児の保護者が注意力・多動性・衝動性の評価を行い、効果が中程度から強いと報告されました。
期待できる効果
Richardsonは、必須脂肪酸の補給がADHDに関連する自閉症、失読症、発達性協調運動障害(Dyspraxia)などにも有益である可能性を指摘しています。イブニングプリムローズ油は、これらの症状改善に有望な脂肪酸を最も研究された形で提供するとされています。
意義と安全性
国立精神衛生研究所は、ADHD治療薬に頭痛、チック、睡眠障害などの副作用リスクがあると警告しています。一方、適正用量で使用すればイブニングプリムローズ油に重大な副作用は報告されておらず、ADHD患者に多いアレルギー反応の緩和にも役立つ可能性があります。
