カプリル酸(オクタノ酸)の概要と効果

概要

カプリル酸(オクタノ酸)は中鎖脂肪酸の一種で、ココナッツオイルに豊富に含まれます。パーム油、バター脂肪、人の母乳にもトリアシルグリセロールの形で存在します。抗ウイルス・抗菌作用があるものの、特に抗真菌効果が高く評価されています。

食欲抑制作用

研究により、カプリル酸は肝臓で食欲抑制シグナルを発することで、摂取カロリーを減少させることが示されています。体重管理を目指す方に有用と考えられます。

抗ウイルス作用

自然療法家ブルース・ファイフは、ココナッツオイル中の中鎖脂肪酸(ラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸)がインフルエンザ、ヘルペス、C型肝炎、はしか、伝染性単核球症、さらにはHIVに対して有効であると報告しています。

抗菌作用

カプリル酸は喉の感染、胃潰瘍、副鼻腔炎、髄膜炎、淋病、肺炎、尿路感染などを引き起こす細菌に対しても抑制効果が確認されています。

カンジダ症(酵母過剰増殖)への効果

最も一般的な医療用途はカンジダ症の治療です。カプリル酸は酵母の細胞壁を浸透し、内部で細胞を破壊して死滅させます。乳由来のカプリル酸は、乳製品アレルギーや感受性がある患者には避けるべきです。

副作用

米国食品医薬局(FDA)はカプリル酸を安全な食品成分と認定しています。治療中に頭痛や倦怠感などの「酵母死滅症候群」が現れることがありますが、これは治療が進行しているサインです。

使用方法

治療目的であれば、1回350 mg以上を食事と共に1日3回摂取することが推奨されます。脂溶性のため、バターやオリーブオイルなどの脂肪と一緒に摂ると吸収が最適化されます。

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