アンドログラフィーの利用と効果

アンドログラフィー(Andrographis)は、漢方医学やインドのアーユルヴェーダで長い歴史を持つハーブで、インドエキナセアとも呼ばれます。北欧でも免疫力向上目的で広く利用され、風邪やインフルエンザの予防に役立つとされています。

心筋梗塞・動脈硬化

1994年1月に中国の『近代発展ジャーナル』に掲載されたY.Z. Zhangらの研究によると、アンドログラフィーは血栓形成を抑制し、血管形成術後の再狭窄(レストノーシス)を防ぐ効果があります。また、血管がカルシウムに反応する仕組みを変えることで、血管が開いたまま維持されやすくなると報告されています。

風邪・インフルエンザ

アンドログラフィーは何千年もの使用実績があり、特に免疫力を高めて風邪やインフルエンザの予防に効果的です。鼻風邪の主因であるライノウイルスの感染を防ぎ、鼻水、発熱、喉の痛み、全身の倦怠感といった症状を緩和します。1997年に『Phytomedicine』に掲載されたD. Caceresの二重盲検試験では、1日200 mgのカンジャング(市販のアンドログラフィー製剤)を服用した群は、風邪にかかる確率が50%以上低下したことが示されました。

下痢・腸疾患

ウイルスや細菌に対する抗菌・抗ウイルス作用が高く、特に大腸菌感染による下痢の改善に有効です。また、炎症を抑える効果があるため、過敏性腸症候群やクローン病などの炎症性腸疾患の症状緩和にも期待できます。

HIV/AIDS

カリフォルニア大学のR.S. Changらが1991年に『Proceedings of the Society for Experimental Biology and Medicine』で報告した研究では、アンドログラフィーはHIVがT細胞に付着するのを阻止し、ウイルスが必要とする酵素の活性化を抑制、さらに未感染のT細胞が死滅するメカニズムを阻むことが示されました。従来の抗ウイルス薬と同様の作用が期待できるため、薬剤使用量の減少や副作用軽減に寄与する可能性があります。ただし、治療への組み込みは必ず医師と相談してください。

関節リウマチ

免疫系の誤作動による関節炎症を抑える効果が期待されます。2009年4月に『Clinical Rheumatology』に掲載された臨床試験では、アンドログラフィーを摂取した患者は痛みと腫脹が軽減し、関節可動域が改善されたと報告されています。

使用上の注意

主に錠剤やカプセル形態での摂取が推奨されます。風邪・インフルエンザ予防には、亜鉛やエキナセアと組み合わせた『Androtech』などの製品が効果的です。妊娠中・授乳中の使用は避け、男女ともに長期大量摂取は生殖機能に影響を与える可能性があります。毒性は低いものの、用法・用量は製品ラベルに従い、必要に応じて医師に相談してください。

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