アストラガルスの調製方法と使用法

アストラガルス属には2,000種以上の植物が存在しますが、代替医療で最も頻繁に利用されるのは、アストラガルス・メンブラナス(Astragalus membranaceus)アストラガルス・モンゴリクス(Astragalus mongholicus)の2種です。薬用部位は根だけで、乾燥根をお茶にしたり、エキスにしたり、スープに煮込んだり、カプセルに詰めて摂取します。甘草、アンジェリカ、ジンセンと組み合わせて使用されることが多く、1980年代に米国で人気が高まりました。

アストラガルスを使用する理由

伝統中国医学(TCM)では、免疫機能を高める目的で他の薬草と併用されます。アストラガルスを茶にして飲むと、慢性肝炎、風邪、上気道感染、心疾患、がんなどの治療に用いられます。

限定的ながら、アストラガルスとツルウメモドキ(glossy privet)を併用したがん治療の効果を示す研究や、心臓機能改善・免疫力向上を示す小規模研究があります。また、創傷に直接塗布することで治癒を促すことも報告されています。液体アルコールに抽出したチンキ(ティンクチャー)や、アジア諸国でのみ承認されている注射剤としても利用可能です。

摂取方法

  • 成人の標準サプリメントは、1回あたり250〜500 mgを1日3〜4回服用。
  • お茶にする場合は、乾燥根3〜5 gを約350 ml(12 oz)の沸騰した水に入れ、1日3回飲用。
  • エタノール25%のエキスは、1回2〜4 mlを1日3回摂取。
  • 粉末根は、1回500〜1,000 mgを1日3〜4回摂取。
  • エタノール30%のチンキは、1回3〜5 mlを1日3回服用。
  • 創傷に使用する場合は、10%の軟膏を患部に塗布。開放創に使用する際は必ず医師に相談してください。

副作用と注意点

成人に対しては概ね安全とされていますが、他の薬草と混合して使用されることが多く、具体的な副作用は十分に解明されていません。免疫抑制剤との相互作用の可能性があるため、併用薬がある場合は注意が必要です。また、米国内に自生する他種のアストラガルスは有毒な場合があるため避けてください。サプリや代替療法を利用する際は、必ず医療提供者に相談し、使用中のすべてのサプリや代替療法を報告しましょう。

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