パシフィロラ(パッションフラワー)とは?
パシフィロラは、アマゾン熱帯雨林原産のつる性植物で、パッションフラワーの属名です。花は紫・青・ピンクの中心部を白い大胆な花弁が取り囲む姿が特徴で、4月から9月にかけて咲きます。また、果実は甘くて美味しく、適した品種と気候で栽培すれば食用にできます。
識別
- パシフィロラはパッションフラワー科(Passifloraceae)に属し、主にPassiflora edulis と Passiflora incarnata が広く栽培されています。通称はマラキュージャ、カリフェレク、パッションフラワー、メイポップなど多様です。スペインの宣教師が十字架の形に似ていると名付けました。
特徴
- つるの先端にある巻きひも(テンドリル)で高さ約7.5メートルまで伸び、花径は約7.5センチメートルに達します。全世界で200種以上が知られ、茎・葉・花は薬用として利用されます。
分布
- 南米全域、特にアマゾン地域に自生し、北米でもデラウェア州からミズーリ州、テキサス州からフロリダ州まで広く栽培されています。日向から半日陰、排水の良い湿潤な土壌を好み、サバンナ、草原、河岸、林縁など多様な環境に見られます。
歴史
- 先住民は何世紀にもわたり葉を煎じて不眠や神経の緊張を和らげ、根は炎症や外傷、耳や皮膚のトラブルに利用してきました。
自然療法
- パシフィロラは不安軽減、痙攣・疼痛・うつの緩和、神経の鎮静に用いられ、鎮静剤や睡眠導入剤としても利用されます。また、抗菌、リビドー増強、体内寄生虫除去、血圧降下作用も報告されています。米国食品医薬品局(FDA)は安全性を認めており、重大な副作用や薬物相互作用は報告されていません。ただし、茶として使用する場合はPassiflora incarnata または Passiflora edulis を選び、他の種は有毒成分を含むことがあります。葉は少なくとも10分間沸騰させてから摂取してください。
