レッドクローバー(赤クローバー)の効能
歴史
赤クローバー(Trifolium pratense)は、北米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアで広く自生・栽培されている多年草です。古くから民間療法で利用され、中国では去痰剤、ロシアでは喘息治療、ヨーロッパでは肝臓や消化器系の不調、北米先住民はやけど、百日咳、発熱、更年期症状やがん治療に用いてきました。
更年期障害
赤クローバーはイソフラボンを1〜2.5%含み、植物性エストロゲンとして働きます。米国植物学会の報告によれば、ホットフラッシュの軽減、骨密度の低下抑制、善玉コレステロール(HDL)の増加、動脈硬化を防ぐ血管の柔軟性向上など、更年期症状の改善が期待されています。
月経痛・月経前症候群
イソフラボンのエストロゲン様作用により、月経時の痙攣や乳房の張り、月経前イライラなどの症状を和らげ、ホルモンバランスを整える効果が示唆されています。
がん予防
赤クローバーに含まれるゲニステインは、腫瘍への血管新生シグナルを阻害し、腫瘍の成長を抑えるとされています。赤クローバー茶を毎日飲むことで、がん発症リスクの低減が期待できます。
前立腺の健康
イソフラボンが豊富な赤クローバーは、前立腺がんリスクの低減や、良性前立腺肥大(BPH)症状の緩和に有望です。米国植物学会の研究でも、イソフラボン摂取が前立腺の健康を支えると報告されています。
注意点
抗凝固薬やホルモン剤を服用中の方は、赤クローバーの摂取前に医師に相談してください。現在のところ、重大な副作用や禁忌は報告されていませんが、個人差があります。
