今この瞬間に全身で生きる方法
はじめに
仏陀がマインドフルネスを教え始めてから、約2500年もの間、私たちは「今ここ」に生きる大切さを繰り返し聞かされてきました。では、具体的に「今」にいるとはどういうことなのか、そしてその状態を保つにはどうすればよいのかをご紹介します。
実践ステップ
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ステップ 1:時間の概念を見直す
まずは実験です。今この瞬間をしっかり掴もうとしてみてください。すぐに「抜けてしまった」と感じたら、もう一度挑戦しましょう。
実は、思考は過去にしがみついたり、未来へ飛び跳ねたりして、時間が止まるかのように錯覚させます。しかし、人生は常に「今」だけに起こります。過去はすでに過ぎ去り、未来はまだ現在ではありません。
思考が過去や未来に引きずり込もうとしたら、意識的に今に引き戻す練習が必要です。サラ・ナフタリ著『Buddhism for Mothers』は次のように述べています。「私たちの思考は過去の出来事や将来の計画の間を行き来し、過去の衝突や後悔にとらわれがちです。その結果、1日の終わりに『何が起きたのか』さえ分からなくなることがあります」。
このパターンを断ち切るには継続的な努力が必要ですが、得られる自由は計り知れません。以下の2つのマインドフルネス練習で、人生を自分の手に取り戻しましょう。
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ステップ 2:心の流れを観察する
心を川に例えてみましょう。思考は流れに乗る枝葉です。静かに座り、頭の中を流れる思考をただ観察します。明日の夕食の計画や、10年前に妹が言った言葉に執着しているかもしれません。
思考の内容は問いません。自分を批判せず、ただ「今、こういう考えが浮かんでいる」と認めます。自分は思考そのものではなく、思考が通り過ぎる場所にすぎないことを思い出してください。川が枝葉になるわけではないように、あなたも思考に支配されません。
この練習を続けると、心が再びジェットコースターのように揺れようとしても、現在という真実の場に留まれるようになります。
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ステップ 3:『なぜ』と自問する
もう一つの有効なマインドフルネスは自己探求です。心がさまよったときに自問します。「この瞬間から逃げようとしている理由は何だろう?」と。
心は痛みを避けようとして過去や未来へ飛びます。シルビア・ブールスタイン著『It’s Easier than You Think』は「痛みは避けられない。人生には痛みが伴う」と述べています。思考が過去に執着したり未来を見据えたりするとき、その背後にある『今から目を背けたい』という動機を見つけ出しましょう。
たとえば、妹の言動が原因だと心が答えるかもしれません。その場合は、心に「それは今の瞬間を守るための防御なのか?」と問いかけ、思考を一歩引いて観察します。
練習を重ねれば、困難があっても現在に向き合う方が、思考の波に飲み込まれるよりははるかに豊かな人生を送れることに気づくでしょう。
これらのシンプルな練習を日常に取り入れることで、過去や未来にとらわれず、今この瞬間を全身で体感できるようになります。
