静脈内ビタミン療法
マイヤーズ・カクテル
マイヤーズ・カクテルは、バルチモアの医師ジョン・マイヤーズが30年以上前に開発した静脈内ビタミン・栄養補給剤です。ビタミンとミネラルの組み合わせで、エネルギー増加やさまざまな症状の改善が期待されます。改善が期待されるとされる疾患は、うつ病、線維筋痛症、片頭痛、呼吸器系の問題、慢性疲労、心血管疾患などです。
アラン・R・ガビ医師(米国ホリスティック医療協会会長)が改良を加えたマイヤーズ・カクテルには、マグネシウム、カルシウム、ビタミンB5、B6、B12、ビタミンC、ビタミンB複合体が含まれます。高用量のビタミンCは免疫機能を高め、ウイルスや細菌感染の治癒を助けます。
ビタミンC注射
マイヤーズ・カクテルが最も一般的な静脈内投与である一方で、がん患者の健康と免疫力向上を目的に、ビタミンC単独の注射を行う医師もいます。経口摂取のビタミンCはがんに対する効果がほとんどないとされていますが、静脈内投与はがん細胞を選択的に死滅させ、正常細胞への影響は少ないと報告されています。
静脈内療法のメリット
マイヤーズ・カクテルに含まれるビタミンやミネラルは食品やサプリメントでも摂取可能です。しかし、静脈内投与は消化管を経由しないため、1回の治療で経口摂取で1日分に相当する量の10倍近くのビタミンを体内に届けることができます。
投与回数は個人の健康状態や症状に応じて決定されます。基礎疾患のない軽度の疲労感であれば、1回の注射で改善が見られることがあります。慢性疾患や重篤な状態の場合は、週に数回の投与が必要になることもあります。注射は30〜45分かけてゆっくりと行われ、一般的に安全で副作用リスクは低いとされています。
