メソセラピーの副作用と合併症
目的
メソセラピーは、広範な健康効果を謳う美容医療として人気が高まっています。薬剤を皮下に直接注入するため、消化器系での分解や排泄が不要となり、耐性や副作用が抑えられるとされています。もともとは疾患治療の代替投与法として用いられていましたが、現在はセルライト除去、減量、発毛促進、アンチエイジングなどを目的に利用されています。
手順
注入液は薬剤、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などを医師が目的に合わせて調合したものです。内容や配合比は施術者により異なります。施術時はまず注入部位をアルコールで消毒し、皮膚の中層(真皮下層)に短く細い針で注入します。注射器よりも超細針ガンが一般的で、入院や全身麻酔は不要です。
副作用と合併症
主な副作用は灼熱感、軽度の腫脹、疼痛、皮膚の一時的な変色、感染リスクです。注射部位は最大で1週間ほど青あざが残ることがあります。施術後は激しい運動や締め付けの強い衣類は避け、青あざが自然に治るのを待ちましょう。米国では2009年までに死亡例や重篤な合併症は報告されていませんが、医師免許を持たない者が行う場合、衛生管理が不十分で皮膚感染症が起きるケースがあります。
批判的な見方
メソセラピーは効果や安全性について十分な科学的検証がされていません。調合レシピや施術手技が統一されていないため、効果のばらつきや安全性への懸念が指摘されています。多くの患者は長期的な安全性データが蓄積されるのを待ちたいと考えています。
代替手段
安全性に不安がある場合、類似の効果を期待できる代替手段として脂肪吸引があります。ただし脂肪吸引自体も手術であり、合併症や副作用のリスクがありますので、医師と十分に相談したうえで選択する必要があります。
