ミズーリ州でよく見られる家庭内クモの種類と特徴
ミズーリ州はアメリカ中部に位置し、ブートヒールの湿地帯、オザーク山脈の緩やかな丘陵、カンザスに近い森林や大平原など多様な地形が広がります。州内には300種以上のクモが生息し、ブラックウィドウやブラウンリクルーズといった有毒種から、ジャンプスパイダーやミズーリタランチュラのような無害種までさまざまです。屋内に侵入するのはごく一部ですが、代表的な3種をご紹介します。
白斑ジャンプスパイダー(Phidippus audax)
州全域に均等に分布し、広葉樹や木の幹、フェンス、家の外壁などでよく見かけます。寒冷で湿った季節になると室内に入り込むことがあります。ジャンプスパイダーは人に害がなく、害虫の捕食者として有益です。オザーク地方の民話では、家にジャンプスパイダーを置くと幸運が訪れると伝えられています。体色は黒または赤褐色で、腹部に数個の淡い斑点と中心に大きめの斑点があります。雌は体長8〜15 mm、雄は6〜13 mmです。
オオカミグモ(Lycosidae)
ミズーリ州内には複数種のオオカミグモが生息し、州全域に分布しています。体長は6〜25 mmと幅広く、川岸や森林はもちろん、農村部の住宅内でも見られます。体色は茶色、灰色、黄褐色、黒などで、腹部に暗い縞模様があることが多いです。基本的に人に対しては臆病ですが、雌が卵嚢を背負っているときは防御的になることがあります。
ブラウンリクルーズ(Loxosceles reclusa)
ミズーリ州で人に毒性を持つクモはブラックウィドウとこのブラウンリクルーズの2種です。ブラックウィドウは屋内に現れることは稀ですが、ブラウンリクルーズは住宅内で見つかることがあります。雌は約9 mmの大きさで、体色は淡い灰色・黄色・茶色の混合です。背甲の上部に小さなバイオリン形の模様がありますが、遠くからは判別しにくく、全体の体形(細長い脚と円形に近い胴体)が識別ポイントです。噛まれた場合、死亡例は極めて稀ですが、傷口が感染し壊死に至ることがあるため、噛まれたら速やかに医師の診察を受けることが重要です。
