化学療法とは?
仕組み
がん細胞は速く増殖します。化学療法はがん細胞の増殖を抑え、場合によっては完全に消失させます。がんが検出できなくなるほど効果があれば、実質的に治癒とみなされます。その他は増殖抑制や転移防止、腫瘍縮小による疼痛緩和、手術や放射線治療への備えとして用いられます。
使用される薬剤
医師はがんの種類・ステージ・患者の全身状態・過去の治療歴、そして患者の希望を考慮して薬剤を選択します。皮膚がんには外用のクリームやジェルが使われ、手術中に腫瘍へ直接注入したり、近傍に薬剤ワフェを埋め込むこともあります。一般的には静脈注射、経口カプセル、または筋肉注射で投与されます。
治療サイクルと頻度
治療間隔はがんの種類・ステージ・治療目的(根治・増殖抑制・症状緩和)・薬剤の特性・患者の耐性により決まります。多くは数週間の投薬期間と数週間の休薬期間を交互に繰り返すサイクルで行われます。例として、1 週間投薬し、続く 3 週間は休薬し、これを 1 サイクルとし、数サイクルを実施します。
副作用
化学療法はがん細胞だけでなく、増殖の速い正常細胞(骨髄、消化管粘膜、毛根など)も攻撃するため、様々な副作用が現れます。主なものは吐き気・嘔吐、下痢、脱毛、食欲不振、倦怠感、発熱、口内炎、疼痛、便秘、出血傾向です。多くは治療終了と共に回復しますが、肺障害、心不全、不妊、腎障害、神経障害などの長期的・遅発性の合併症が残ることもあります。
