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エッシアック(Essiac)とがん治療の実態

Essiac(エッシアック)は、喘息や関節炎、うつ病などの慢性疾患に効果があるとされるハーブティーですが、特にがん腫瘍への効果で知られています。膵臓がん、卵巣がん、食道がん、前立腺がん、膀胱がん、リンパ腫など、さまざまながんに対して使用例があります。研究による有効性は確認されていませんが、現在でも多くの人が日常的に取り入れています。

歴史

Essiacの名前は、発見者であるカナダ・オンタリオ州の公衆衛生看護師、Rene Caisse(レーネ・カエス)に由来します。彼女の姓を逆にしたものがEssiacです。1920年代、カエスは患者の一人がインディアンの薬草ティーを飲むことでがんが回復したと聞き、オジブワ族の薬師が作ったレシピを入手しました。1924年に自らが開いたクリニックで、がん患者に無料で提供し始めました。当初は8種のハーブから構成されていましたが、後に根ざくり、シープソレル粉、スリッパリーエルム樹皮粉、ターキー・ルバーブ根の4種に絞られました。多くの体験談があるものの、カナダの医療当局は効果の証拠が不足していると判断しました。1977年に製造業者へレシピを譲渡し、科学的検証と医療分野での信頼性確立を期待しましたが、カエスは90歳で亡くなり、実現には至りませんでした。

調製方法

Essiacは乾燥ハーブと液体エキスの形で販売されています。製造メーカーによって作り方や用量は異なりますが、一般的な指針は以下の通りです。

  • 水は春水や逆浸透膜処理したものを使用し、ハーブは冷暗所で保管します。
  • 抽出後は冷蔵保存が必要で、1回分の量は約1オンス(30 ml)を1日1〜3回、食事の2時間前または直後に飲みます。最低でも2年間継続することが推奨されます。
  • 作り置きは1〜2週間分が目安で、冷蔵でも数日で酸味や白カビが出た場合は廃棄してください。
  • ハーブは光と熱に弱いため、電子レンジは使用せず、冷たいエキスに熱湯を加えて飲むのが安全です。

注意点

Essiacティーはシュウ酸が多く含まれるため、腎臓結石や痛風のリスクがある人は使用を避けるべきです。また、ターキー・ルバーブは腸の蠕動運動を促進するため、過去に腸閉塞や下痢を繰り返したことがある人にも注意が必要です。

鉄分が豊富なため、血中鉄過剰症の既往がある場合も避けるべきです。さらに、腫瘍が大血管に接近しているケースでは、腫瘍が一時的に拡大することが報告されているため、使用は控えるべきです。Essiacは血液凝固に影響を与える可能性があるため、ワルファリン(クマディン)など抗凝固薬を服用中の方は必ず医師に相談してください。

新たにサプリやハーブを取り入れる際は、必ず主治医と相談し、全ての情報を共有することが安全です。

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