基底細胞がん(BCC)の主な治療法
基底細胞がん(BCC)の治療は、腫瘍の大きさ・部位・深さ、患者さんの健康状態や希望に応じて選択されます。代表的な治療法を以下に紹介します。
1. 手術的切除
最も一般的で効果的な方法です。がん組織と周囲の正常皮膚を一定のマージンをとって切除し、局所麻酔や鎮静下で行われます。術後の審美的結果も良好です。
2. モーズ顕微鏡手術(Mohs手術)
再発リスクが高い部位や美容的に重要な場所に適した特殊手術です。薄い組織層を順次切除し、顕微鏡でがん細胞が残っていないか確認しながら進めます。正常組織をできるだけ残しつつ、完全に腫瘍を除去できます。
3. 刮除術+電気凝固(キュレッテージ & エレクトロデシケーション)
小さく表在性のBCCに用いられます。キュレッテージで腫瘍を削り取り、電気凝固で出血を止めつつ残存がん細胞を破壊します。
4. 冷凍療法(クライオセラピー)
液体窒素で腫瘍を凍結し、がん組織を破壊します。手術が難しい小さく表在性の腫瘍に適しています。
5. 放射線療法
高エネルギーX線などでがん細胞を死滅させます。大きい腫瘍や手術が不可能なケースで使用されます。
6. 外用薬療法
特定のBCCに対しては外用薬が選択肢となります。
- イミキモド(Imiquimod):免疫応答を刺激しがん細胞を攻撃させるクリーム。
- 5‑フルオロウラシル(5‑FU):がん細胞を直接殺すクリーム。
- ビスモデギブ/ソニデギブ:ヘッジホッグ経路阻害剤のゲルで、進行または転移性BCCに使用。
最適な治療法は担当医が患者さん個々の状況と腫瘍の特徴を総合的に評価して決定します。治療後は再発を早期に発見できるよう、定期的なフォローアップが重要です。
