子宮頸がんの進行段階と治療法
米国ではかつて子宮頸がんが女性のがん死亡原因のトップでしたが、定期的なパップテストの普及により、過去40年で死亡率は大幅に低下しました。CDCによると、毎年約12,000人の女性が子宮頸がんと診断され、約4,000人が死亡しています。
子宮頸がんの原因
国立衛生研究所(NIH)によれば、子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)という性行為で感染するウイルスが主な原因です。多くの場合、女性は自然にウイルスを排除できますが、一部はがんに進行することがあります。
子宮頸がんの診断
正常な子宮頸部細胞ががん細胞へ変化するまでには数年かかることがあります。初期段階では症状が現れないことが多く、進行すると膣出血や骨盤痛がみられます。
ステージIII(III期)子宮頸がん
III期はがんの広がりに応じてIIIAとIIIBの2つに分けられます。
IIIAはがんが膣下部に浸潤したが、骨盤壁には達していません。
IIIBはがんが骨盤壁に広がるか、腎臓と膀胱をつなぐ尿管を圧迫し、腎機能障害を引き起こすほど大きくなります。
ステージIV(IV期)子宮頸がん
IV期もIVAとIVBに分かれます。IVAはがんが膀胱や直腸、さらには骨盤リンパ節に転移した状態です。
IVBはがんが腹部、肝臓、肺、腸管など遠隔臓器へ広がった段階です。
子宮全摘術と進行がん
進行がんに対しては根治的子宮全摘術が行われることがあります。この手術では子宮と上部膣、周囲のリンパ節を含む広範な組織が除去されます。重症例では直腸や膀胱まで含めた骨盤内の全臓器が摘出されることもあります。
放射線療法と化学療法
がんが骨盤外に広がった場合や再発した場合、放射線治療が頻繁に用いられます。
化学療法も併用され、経口薬や点滴(IV)で投与されます。
予後(生存率)
米国がん協会によれば、すべてのステージを合わせた子宮頸がんの5年生存率は約71%です。
国立がん研究所のデータでは、進行がん患者の5年生存率はステージにより大きく異なり、57%から17%の範囲です。
