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IV期結腸がんの予後と治療

結腸がんのステージング

結腸がんは、米国がん委員会(AJCC)が定めたTNM分類に基づいてステージが決定されます。Tは原発腫瘍の大きさと浸潤深さ、Nは近傍リンパ節への転移、Mは遠隔転移の有無を表します。結腸壁は粘膜、粘膜下層、筋層、外膜(漿膜)などの層に分かれており、T分類はこれらの層への浸潤度で決まります。

IV期(Stage IV)結腸がん

IV期は、TやNの数に関係なく、MがM1(遠隔転移が認められる)場合に診断されます。つまり、原発部位(結腸)から他の臓器や組織へがんが転移した状態です。

主な転移先

結腸がんは肺、腹膜(腹腔内の膜)、卵巣へ転移しやすく、特に肝転移は非常に頻度が高く、患者の約半数が生涯のどこかで肝転移を経験するとされています。

予後

生存率は5年生存率で評価されます。米国国立がん研究所のデータ(1991〜2000年、約12万人)によると、IV期結腸がんの5年生存率は約8%です。一方、テキサス大学MDアンドersonがんセンターの2010年以降の研究では、肝転移に対する新しい治療法などにより、5年生存率は30%に上昇しています。

治療法

転移性結腸がんの主な治療は外科手術です。原発部位と転移部位(肝臓や肺)を同時に切除することが目指されます。肝転移に対しては凍結手術(クライオサージェリー)などの局所治療も行われます。

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