結腸がんの出血症状と対策
結腸がんは結腸に発生する悪性腫瘍です。大腸がん(結腸がん+直腸がん)として診断されることが多いですが、直腸がんとは発生部位が異なるため別個に扱われます。ほとんどの結腸がんは腺腫(ポリープ)からゆっくりと進行し、初期には症状が現れにくいので、50歳以上やリスクが高い人は定期的な検査が推奨されます。
結腸がんの主な症状
- 便通の変化(1週間以上続く下痢、または2週間以上続く便秘)
- 直腸や便に血が混じる
- 持続的な腹部不快感(ガス、けいれん、痛み)
- 排便時の痛みや、便が完全に出ない感じが続く
- 原因不明の倦怠感、体重減少
これらの症状は結腸がんだけでなく、他の重篤な疾患でも見られることがあります。異常を感じたら速やかに医師に相談しましょう。
便に血が混じる場合の注意点
- 鮮やかな赤色の血液は、痔核や肛門の軽度裂傷が原因であることが多いです。
- ビートや高用量の鉄剤の摂取、特定の下痢止め薬は便の色を赤く、または暗く変えることがあります。
- 血液が混じっているかどうかは、便潜血検査で確認できます。
リスク要因
- 年齢:診断された人の約90%が50歳以上
- 家族歴:直系の親族にがんやポリープの既往がある
- 個人の既往:過去にポリープが摘出されたことがある
- 食生活や喫煙、過度の飲酒などの生活習慣
上記のリスクがある人は、特に症状がなくても定期的な検査を受けることが重要です。
診断方法
- デジタル直腸診:医師が手袋をはめた指で直腸内を触診します。
- 便潜血検査(FOBT):便中の微量出血を検出します。
- シグモイドスコピー:光源付きチューブで結腸下部を観察し、ポリープを確認します。
- 大腸内視鏡検査(コロノスコピー):全結腸を観察し、必要に応じてポリープ切除(ポリペクトミー)を行います。
- バリウム造影検査:二重造影バリウムエネマでX線撮影し、結腸の形態を評価します。
治療法
- 外科手術:腫瘍の切除が可能な場合に実施。
- 化学療法:腫瘍が大きい、または転移が疑われる場合に併用。
- 放射線療法や標的治療は、ケースバイケースで検討されます。
