結腸血管拡張症(血管拡張症)とは?
結腸血管拡張症(血管拡張症)は、結腸の細い血管が異常に拡張する状態です。粘膜表面に赤や紫の小さな斑点として現れ、主に高齢者に多く見られます。
主な症状
- 鮮やかな赤色の直腸出血(間欠的または持続的)
- 疲労感、倦怠感、息切れ、蒼白などの貧血症状
- 排便後の腹部不快感や軽い腹痛
診断方法
通常は大腸内視鏡検査で直接病変を確認し、必要に応じて生検を行います。出血源の特定が難しい場合は、カプセル内視鏡や血管造影が補助的に用いられます。
治療の選択肢
- 内視鏡的止血:電気焼灼、アルゴンプラズマ凝固、レーザー焼灼などで拡張血管を焼灼します。
- 薬物療法:貧血に対する鉄剤、便秘予防の軟膏や軽度下剤、必要に応じてACE阻害薬や抗凝固薬の調整を行います。
- 輸血:経口鉄剤で改善しない重度の貧血に対して行います。
治療後は多くの患者で出血や貧血が改善しますが、再発リスクがあるため、特に出血や貧血が続く場合は定期的な内視鏡検査が推奨されます。
