膵臓がんは遺伝しますか?
膵臓がん(外分泌がん)は、膵臓組織に悪性細胞ができる疾患です。米国国立がん研究所の推計では、2009年に新たに42,270例が診断され、35,240例が死亡しました。
背景
膵臓がんは遺伝的要因と環境要因が関与します。DNA変異は、遺伝的に受け継がれるもの、細胞分裂のエラー、がんを引き起こす化学物質への曝露などで起こります。
遺伝性膵臓がんの割合
ジョンズ・ホプキンス大学医学部ソル・ゴールドマン膵臓研究センターによると、遺伝性膵臓がんは全症例の約10%と推定されています。これらは稀な医療症候群に起因します。
関与遺伝子
家系内で膵臓がんが複数例報告されることがありますが、現在のところ原因となる特定の遺伝子は確定していません。米国家族性膵臓がんレジストリには、2例以上の膵臓がんが確認された250以上の家系が登録されています。
その他の関連遺伝子
膵臓がんは、以下のような他の遺伝子異常とも関連しています。
- 家族性乳がん遺伝子(BRCA2)
- ポーツ・ジェゴーズ症候群(腸ポリープを形成)
- 遺伝性大腸がん
- 家族性黒色腫(FAMMM)
遺伝性膵炎
遺伝性膵炎は、幼少期から膵臓に慢性的な炎症を引き起こします。トリプシノーゲン遺伝子の変異ががんのリスク増大と関連しています。
