前立腺がんの治療法
前立腺がんには、手術、放射線治療、ホルモン療法、経過観察(ウォッチフル・ウェイティング)など、患者の年齢やがんの進行度に応じた複数の治療法があります。適切な治療は、がんの悪性度や転移の有無、患者さんの全身状態を総合的に判断して決定します。
手術および外科的代替法
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前立腺内にがんが限局している場合、根治的前立腺全摘除術(ラジカル前立腺全摘)が最も効果的です。がん組織を完全に除去でき、再発リスクを低減します。
手術が困難な場合は、前立腺に高エネルギーX線を照射する放射線治療が代替となります。また、凍結療法(クリオセラピー)で前立腺を凍結しがん細胞を死滅させる方法もありますが、効果が不十分とされ、一般的には推奨されません。
ホルモン療法
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ホルモン療法は、放射線治療と併用したり、単独で行ったり、手術が不可能な転移性がんに対して使用されます。男性ホルモン(アンドロゲン)を遮断し、がん細胞の増殖を抑制します。
治療開始直後はがんが最大50%まで縮小しますが、数年経過すると効果が減弱します。方法としては、テストステロンの主要産生源である精巣を外科的に除去する手術的去勢、あるいは注射による薬物抑制があります。後者は費用が高く、定期的な医療機関受診が必要です。
経過観察(ウォッチフル・ウェイティング)
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進行が遅い低リスクの前立腺がんを持つ70歳以上の高齢者には、積極的な治療を控えて経過観察が推奨されます。手術は合併症リスクが高く、尿失禁や勃起不全のリスクが増大するためです。
経過観察では、血中PSA(前立腺特異抗原)値を定期的に測定し、がんの進行や悪性化の兆候を早期に把握します。多くの場合、他の疾患で死亡するまでがんが症状を出さないことが多いです。
