ADHD(注意欠陥・多動性障害)の主要症状

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、子どもから大人まで影響を及ぼす発達障害です。主に注意力の欠如、多動性、衝動性という3つの核心症状が特徴で、診断はDSM‑5の基準に基づき、症状が6か月以上続き、7歳以前に出現していることが必要です。また、症状は学校や職場、家庭など2つ以上の環境で観察される必要があります。

注意欠陥(Inattention)

課題や指示に集中できず、途中で気が散りやすいことが特徴です。指示を最後まで実行できなかったり、忘れ物が多かったり、些細な刺激にすぐに注意が向くため、学習や日常生活でミスが増えます。

多動性(Hyperactivity)

落ち着きがなく、座っていられない、手足を頻繁に動かすといった行動が見られます。教室や会議室など静かな場面でも走り回ったり、登ったりすることがあり、会話中に絶えず話し続けることもあります。これらの症状は6か月以上継続している必要があります。

衝動性(Impulsivity)

待つことが苦手で、順番を守れない、思いついたことをすぐ口に出す、質問が終わる前に答えてしまうなどの行動が見られます。ゲームや会話に不適切なタイミングで割り込むこともあり、これも6か月以上続くことが診断基準となります。

症状の持続期間と年齢(Duration and Age)

症状は最低でも6か月以上続く必要があり、かつ7歳以前に現れたことが条件です。ADHDは子どものみならず、診断が遅れた大人にも見られます。

症状が現れる環境(Setting)

診断には、症状が学校・職場・家庭など、複数の場面で観察されることが重要です。臨床だけでなく、日常生活全般での機能障害が確認されることが診断の鍵となります。

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