小児神経科医が診るADHDとは

機能と役割

小児神経科医は脳や脊髄など神経系に関わる疾患全般を扱います。ADHDは脳の機能に影響し、注意力や多動性に問題を生じさせます。小児神経科医への紹介は、かかりつけ小児科医に相談するか、近隣の病院で小児神経科医の在籍を確認してください。

小児神経科医はADHDの症状緩和のために薬剤を処方できます。

診断

小児神経科医はADHDを以下の3タイプに分類して診断します。

  • 主に多動・衝動型
  • 主に不注意型
  • 混合型(両方の症状がある)

また、てんかん、筋ジストロフィー、痙縮、脳損傷、脳性麻痺、自閉症など他の神経疾患が併存していないかも評価します。必要に応じて、脳波検査(EEG)やMRI、CTスキャンなどの画像診断を実施します。

治療

小児神経科医はADHDの症状軽減を目的に薬物療法を行います。最も一般的なのは刺激薬(メチルフェニデートやアンフェタミン系)ですが、場合によっては抗うつ薬が処方されることもあります。症状は時間とともに改善することもありますが、多くは成人期まで続くため、長期的なフォローが必要です。心理・行動療法が必要な場合は、心理士や行動療法専門医への紹介も行います。

留意点

小児神経科医はADHDの診断精度が高く、他の類似症状を持つ疾患を除外できる点が強みです。ただし、診療費は小児科医や一般医師に比べて高くなることがあります。また、ADHDの治療は薬だけでなく、家族カウンセリングや行動指導が重要です。

誤解と注意点

薬を服用すればすぐに完治すると考える親御さんが多いですが、薬はあくまで治療の一部です。薬剤の効果は個人差があり、用量調整や薬の変更が必要になることがあります。副作用として食欲不振、幻覚、慢性的な不眠などが報告されています。必要に応じて医師と相談しながら最適な治療法を選択してください。

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