子どものADHDのサインと症状
メリーランド大学医療センター(UMMC)のデータによると、3歳から17歳の子どもで約470万人が注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断されています。ADHDの主な症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つに大別され、これらが6か月以上続く場合に診断基準を満たすと、米国国立精神衛生研究所(NIMH)は指摘しています。
不注意(注意欠陥)
メイヨークリニックの研究によれば、ADHDの兆候は乳児期から現れることがあり、多くは7歳までに顕在化します。不注意の具体例としては、課題や学習において不注意ミスが多い、遊びや作業中に集中が続かない、指示に従うのが難しい、タスクの整理ができない、忘れ物が多い、話しかけても聞き取れない、長時間の精神的集中を要する作業を嫌がる、などがあります。
多動性
NIMHによると、ADHDの子どもは食事中や授業、読み聞かせの時間に座っていられない、絶えず話し続ける、落ち着きのない動きをする、目に入るものに触れたり遊んだりするといった多動的行動が見られます。メイヨークリニックの専門家は、男児は多動性が顕著で、女児は不注意傾向が強いと述べています。男児の落ち着きのなさは集中できないことへの反応であり、女児は集中できずに空想にふけることが多いです。
衝動性
衝動的な子どもは不適切な発言をしたり、感情を抑えられずに行動したり、結果を考えずに行動します。また、待ち時間にイライラしやすく、ゲームで順番を待てない、会話や他者の活動を頻繁に遮るといった行動が見られます。これらは男児に顕著で、女児は比較的少ない傾向があります。教師や大人への従順さも男児の方が低いことが報告されています。
