花粉アレルギーは耳に影響することがありますか?
花粉アレルギーは鼻の粘膜を刺激し、鼻水やくしゃみを引き起こすだけでなく、生成された粘液が耳にまで届き、かゆみや耳鳴り、場合によっては中耳炎を引き起こすことがあります。以下では、原因・症状・統計・診断・治療について解説します。
原因
- 花粉アレルギーにより体内でヒスタミンなどが放出され、鼻粘膜が腫れ、湿った粘液が過剰に分泌されます。この粘液は喉へ流れ、耳管(ユースタキオ管)を通って中耳に到達します。耳の内部は鼻と同様の粘膜で覆われているため、鼻からの影響を受けやすくなります。
症状
- 耳に粘液がたまると、かゆみ、閉塞感、耳鳴り(ブンブン音)を感じます。重症例では細菌感染や中耳炎、液体貯留が起こりやすく、特に乳幼児や子どもに多く見られます。
統計
- 米国国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の調査によると、花粉アレルギーに悩む人は最大で4,000万人に上ります。
診断
- 医師は皮膚プリックテスト(薄めた花粉抽出液を皮膚に滴下)や皮下注射テストでアレルギー反応を確認します。また、血液検査で特異的IgE抗体の有無を測定することも可能です。
治療
- 経口抗ヒスタミン薬やステロイド・去痰剤を含む鼻スプレーで症状を抑えることが一般的です。これらで効果が不十分な場合は、アレルゲン免疫療法(アレルギー注射)を行い、少量の花粉に体を慣らすことで免疫を高めます。
