ダニアレルギーが引き起こす皮膚発疹
定義
ダニに接触した際に現れる皮膚発疹は、ダニが放出するタンパク質に対するアレルギー反応が原因です。免疫系がこのタンパク質を異物と認識し、皮膚に赤くかゆみを伴う発疹が生じます。また、鼻粘膜が炎症を起こし、くしゃみや咳、喘鳴、息切れなどの症状(アレルギー性鼻炎)を伴うことがあります。アレルギー性鼻炎は、ダニ以外にもホコリ、フケ、花粉などが原因となります。
観察点
ダニによる皮膚発疹は、赤くかゆみを伴う小さな丘疹として現れ、時に集合してじんま疹になることがあります。併発しやすい症状として、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ・涙、鼻のかゆみ、後鼻漏、咳、顔面痛、頻繁な覚醒、目のむくみなどがあります。喘息を持つ人は、呼吸困難、胸の圧迫感や痛み、呼吸時のヒューヒュー音、睡眠障害が現れることもあります。
診断
医師は症状と鼻腔の視診からダニアレルギーを疑い、皮膚プリックテスト(皮膚アレルギー検査)を行うことがあります。アレルゲン抽出液を少量皮膚に滴下し、軽く刺すことで反応を確認します。通常は背中や前腕に15分程度置き、赤くかゆい発疹が出れば陽性と判断されます。副作用は一時的なかゆみと赤みで、30分以内に自然に治まります。必要に応じて血液検査や肺機能検査も実施されます。
治療法
ダニアレルギーによる皮膚発疹は、抗ヒスタミン薬で症状を抑えることができます。抗ヒスタミン薬は体内で放出されるヒスタミンの作用を抑制し、かゆみやくしゃみ、鼻水を軽減します。処方薬としてはアレグラ錠やクラリネックス錠が一般的です。市販薬ではベナドリル、ジルテック、クラリチンなどがあります。
特別な考慮点
発疹が出た場合は自己判断せず、必ず医師に相談してください。ダニアレルギーと似た症状は、より重篤な疾患でも見られることがあります。
