鼻のかゆみの対処法と治療ガイド
アレルギー
鼻のかゆみがアレルギーによるものか判断するサインがあります。アレルギーは透明で水っぽい鼻水が出る、発熱しない、連続してくしゃみが出る、風邪より長く続くことが特徴です。根本的な治療は原因物質を特定し回避することですが、すぐに症状を和らげたい場合は、市販の抗ヒスタミン薬が有効です。鼻のかゆみだけでなく鼻水や目のかゆみも緩和しますが、眠くなることがあります。処方薬の抗ヒスタミン薬は眠気が少なく、より強い効果が期待できます。
根本的な治療としてはアレルギー免疫療法(アレルギーショット)があります。医師と原因物質を特定した上で、少量のアレルゲンを徐々に投与し免疫をつくります。効果が現れるまでに約6か月かかります。
風邪
風邪はウイルス感染により、鼻水や鼻粘膜の炎症を伴い、かゆみを引き起こします。かゆみを抑えるには、生理食塩水スプレーや温かい飲み物、加湿器の使用が有効です。生理食塩水は鼻腔を洗浄し保湿し、リバウンド鼻づまりの副作用がありません。温かい飲み物や加湿器は乾燥した鼻粘膜を潤し炎症を和らげます。
ウイルス性のかゆみには抗ヒスタミン薬は効果がありません。抗生物質も無効で、不要な使用は抗菌薬耐性の問題を悪化させます。風邪薬は複数の症状を同時に緩和する製品が多いので、ラベルをよく読み、鼻の刺激だけを抑えるものを選びましょう。
皮膚疾患によるかゆみ
乾癬などの皮膚疾患も鼻の内外側にかゆみを引き起こすことがあります。皮膚疾患が原因の場合は皮膚科で診断を受けましょう。主な対処法は皮膚を冷やし保湿すること、十分な水分摂取、ステロイド外用薬や合成ビタミンD、レチノイド、コールタール、処方保湿剤などの使用です。乾癬の場合、食事療法も症状管理に役立ちます。国立乾癬財団は、食事のバリエーションを増やし、糖分と塩分を減らし、脂質摂取に注意し、野菜や果物を多く取ることを推奨しています。
