小麦アレルギーの食事ガイドライン
発症時期
小麦アレルギーは子どもの頃に現れることもあれば、成人してから発症することもあります。正確な原因は不明ですが、免疫機能が低下している人に多く見られます。小麦に含まれるグルテンに対して消化器官が過敏に反応し、軽度から重度まで様々な症状が現れます。
主な症状
小麦アレルギーの症状は命に関わることは少ないものの、めまい、胃炎、鼻づまり、息切れ、吐き気、腹痛、下痢、陰部のかゆみ、皮膚の紅潮や発疹、嘔吐などが報告されています。これらの症状は数か月、あるいは数年続くこともあり、診断が遅れる原因となります。
症状は乳製品、酵母、豆類など他の食物アレルギーと類似するため、数週間以上症状が続く場合は医師の受診をおすすめします。専門医の診断により適切な治療と食事指導が受けられます。
避けるべき食品
小麦は多くの加工食品に使用されており、シリアル、パン類、ペストリー、マフィン、パンケーキ、ピザ、ケーキ、クッキー、クラッカー、アイスクリーム、ヌードル、クリームスープ、ビール、エール、ルートビア、揚げ物の衣、プレッツェルなどはすべて小麦を含みます。そのため、外食時はクルトンやパン類を避け、ステーキやチキンに使用されるマリネードの成分も必ず確認してください。
代替食品と食事の工夫
小麦を避ける基本は、米やそば、トウモロコシ、ジャガイモ、キヌア、アマランサス、ミレット(ヒエ)などのグルテンフリー穀物を中心に食事を組み立てることです。小麦入りのパンの代わりに米粉パンやそば粉パンを選ぶか、パン自体を抜いて米やオート麦、ジャガイモで満腹感を得る方法があります。グルテンフリーのピザ生地やスナックも健康食品店や大型スーパーのヘルスフードコーナーで入手可能です。
肉類、魚介類、野菜、果物、ナッツ類はほとんど問題なく摂取できます。オート麦や米を使用したクラッカーやチップスなど、手軽に食べられる代替スナックも多数販売されています。
治療と管理法
小麦アレルギーが疑われる場合、アレルギー専門医が血液検査や皮膚テストで診断し、食事制限と許容できる食品リストを提供します。
一部の医師は「ローテーション食」を推奨しています。3日間は小麦フリーの食事を取り、4日目に少量の小麦を摂取し、同じ食品群の組み合わせは4日目まで繰り返さないという方法です。この食事法がアレルギーの緩和に役立つケースがあります。
どうしても小麦を避けられない状況(例:会社のランチ)では、舌下投与用の滴剤を使用し、症状を軽減させることができます。ただし、根本的な回避が最も重要です。
