アレルギーと後鼻漏の治療

鼻や喉の粘膜は、鼻を潤し、空気を加湿し、異物を捕らえ、感染と闘うために、常に粘液を分泌しています。通常はこの粘液は無意識に飲み込まれますが、アレルギーにより粘液が過剰に産生されたり、粘度が変化したりすると、喉の奥に粘液がたまっている感覚が生じます。これを「後鼻漏(ポストナザルドリップ)」と呼びます。

アレルギーと後鼻漏

体が自然に嫌う物質が体内に入ると、免疫系が反応し、アレルギー反応が起こります。その過程で体は粘液を過剰に産生したり、粘液が濃くなったり、逆に薄くなったりします。これらすべてが後鼻漏の原因となります。

後鼻漏の診断

感染症によるものではない喉の痛みや刺激感、喉や扁桃腺の腫れ、喉に異物感(ゴツゴツ感)を感じることが後鼻漏の主な症状です。

アレルギーの治療

基本的には、後鼻漏の原因となるアレルギーを管理することが治療の中心です。アレルギー検査で原因物質を特定し、回避することが理想的です。医師は抗ヒスタミン薬や去痰薬(デコンジェスタント)を処方し、異常な粘液の産生を抑えます。その他、クロモリンスやステロイド系点鼻薬、免疫療法(舌下投与や注射)なども利用されます。

後鼻漏の一般的な対処法

アレルギー回避が難しい場合は、粘液を飲み込みやすくする対策が有効です。水分を十分に摂り、カフェインや利尿剤の摂取を控えることで粘液が流れやすくなります。ロビトゥシンなどの去痰薬で粘液を薄める、鼻洗浄(鼻うがい、ウォーターピック)で濃い分泌物を除去する、点鼻薬を使用するなどの方法があります。

副作用について

一部の抗ヒスタミン薬は粘液をさらに濃くし、後鼻漏を悪化させることがあります。その場合は非鎮静性の抗ヒスタミン薬へ変更が必要です。去痰薬は血圧を上昇させる恐れがあるため注意が必要です。ステロイド系薬は長期使用で合併症のリスクがあるため、医師の監視下で使用します。

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