ペットアレルギーの症状と対策
症状
ペットアレルギーは風邪に似た症状を引き起こします。くしゃみ、目のかゆみや涙、鼻づまりや鼻水、咳、睡眠障害、鼻副鼻腔の圧迫感などです。さらに、皮膚にじんま疹や発疹、かゆみが現れることもあります。喘息を持つ人は呼吸困難や胸の締め付け感が強まることがあります。アレルギー反応は最初の接触時に出ないことが多く、何度かペットと触れ合ってから症状が出ることもあります。
診断
症状が1週間以上続き、ペットの飼育開始とタイミングが合う場合はアレルギーが疑われます。症状がペットの存在と同時に現れる場合も同様です。確定診断には医師のアレルギー検査を受けましょう。皮膚に微量のアレルゲンを注射し、かゆみや腫れ(蚊に刺されたような反応)が出たかどうかで特定のアレルゲンを判別します。
生活習慣の変更
ペットを避けるのが最も確実な対策ですが、実際には難しいことが多いです。以下の方法で症状を軽減できます。
- ペットのフケや唾液が主な原因なので、室内のフケを減らす工夫をする。
- ペットを屋外に置く、またはHEPAフィルターを設置して空気中のフケを除去する。
- アレルギーを持たない家族に週1回の入浴と毎日のブラッシングをお願いし、フケの放出を抑える。
- 獣医師に食事変更で抜け毛が減るか相談する。
- 寝室への立ち入りを禁止し、布団やカーペット、衣類に付着したフケは除去しにくいので、定期的に掃除機と拭き掃除を行う。掃除の際は防塵マスクを着用する。
- ペット毛除去専用のクリーナーを使用すると、一般的な掃除用品より効果的です。
医療的治療
生活改善に加えて、市販薬や処方薬(鼻詰まり解消薬、抗ヒスタミン薬)で症状をコントロールできます。喘息用薬も即効性がありますが、過剰使用は効果低下の原因となります。免疫療法(アレルゲン免疫療法)では、徐々にアレルゲンへの耐性をつけるための注射を受けます。
ペットアレルギーは通常命に関わるものではありませんが、じんま疹、呼吸困難、胸痛がある場合は速やかに医師の診察を受けましょう。また、日常生活に支障が出るほど症状が強い場合も専門医に相談し、本人とペットが共に快適に過ごせる治療計画を立てましょう。
アレルギーに優しいペットの選び方
アレルギーの原因は毛ではなくフケや唾液なので、完全に「低アレルギー」な犬や猫は存在しません。毛が少ない品種や、フケの出にくい犬・猫は空気中のフケ量を減らす助けになります。さらに、魚や爬虫類は一般的にアレルギー反応が起きにくい安全な選択肢です。特定のペットに対するアレルギーかどうかは、飼い始める前にアレルギー検査を受けることをおすすめします。
